氣を養い、言葉は忘れてしまいなさい。

マインドを克服し、無為を為しなさい。

 

人間の体は、精・気・神で成り立っています。

精・気・神――すなわち「三宝」です。

この三宝が人間をかたちづくり、私たちの健康、活力、

精神のありかたの根源にあります。

 

精は天において、銀河であり、太陽と月と星の光であり、雨や露、みぞれやひょう、雪や霜です。地においては、水や川、海、泉、池、沼です。人においては活力であり、生命の根源・精髄であり、血肉をかたちづくるものです。

 

気は天において、物質と形であり、陰と陽であり、太陽と月と星の動きであり、月の満ち欠けの過程であり、雲、霧、霞、蒸気です。生きものの心であり、進化と発展をもたらすものです。地においてはパワーであり、山を流れる小川の源です。生命を与え、生命をつなぎ、活性化し蓄えるものです。時間の経過であり、繁栄と衰退であり、上昇と下降であり、芽と芽吹きです。人においてはエネルギーであり、体の動き、活動、会話、知覚であり、体を使うことであり、生死の門でもあります。

 

神は天において、要であり、真の指揮者であり、静かに司るものです。太陽と月と星の真髄です。吹きわたる風であり、とどろく雷です。慈悲と尊厳です。創造する力であり、万物を生みだすもとです。地においては、能力であり、交流であり、開放です。すべての生きものの形、山や水場の形です。平和と静寂であり、安定の源です。落ちつき、暖かみ、やさしさです。人においては、精神であり、目に宿す光であり、頭のなかの考えです。知恵と知性、内なる知識と素質です。精と気、認識と理解を司るものです。体という殻のもととなり、一生の土台となるものです……